審美的な前歯のお悩みを総合的な技術で解決する東京歯医者 丸の内デンタルオフィス(完全予約制)
1時間1人の個室による自費治療 ジルコニア・オールセラミック治療 MI精密歯科治療
指導医によるジルコニア・チタンインプラント治療 歯を抜かないマウスピース矯正インビザライン治療
くいしばり咬筋ボトックス治療 ヒアルロン酸・ブラックトライアングル縮小治療
骨を誘導するたんぱくりグロス・エムドゲイン人工骨を使用した歯周病治療
削らないカリソルブ・無菌化するドックベストを使用した虫歯治療etc
診療時間 | 10:00~19:00 |
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休診日 | 土曜・日曜・祝日 |
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れは口腔組織、口内細菌、人工物性と真剣に向き合い、人間が出来得る技術の限界を把握することから生まれます。
肉眼世界から、ミクロ基準へ向かうことで、今までの耐久レベルや、審美的回復の限界レベル、細菌感染率の低減が実現いたします。
現代臨床歯科治療の限界はどこにあるのでしょうか?
人間の2点識別能力は200μといわれています。ルーペは3倍で70μ、顕微鏡は20倍なので、最大10μまで実体を把握することが出来ることになります。
現在の臨床では、それ以上を見ての治療は困難です。
そこで、当医院では、治療の限界点を10μと想定し、どこまで精度追求を行えるか様々な角度からとらえ、システムを構築しました。
まず、口内問題細菌は1μ~数μ程度なので、人工物精度が1μにできる場合は、細菌の侵入は困難になると考えています。
コンポジットレジン系の白い詰め物の接着に関して、最薄の接着剤は厚みが3μです。
そのうち1μは象牙質にしみ込む厚みなので、薄さは実質2μとなります。
象牙質の細管(象牙質は直径3ミクロン程度の細管構造になっている)も3μ前後だとやはり細菌の侵入は可能ですが、レジン系の接着に関してはここが限界点です。
このような接着層が薄ければ薄いほど、見た目(エナメル質)でいうと、褐線が生じにくくなり、境目が目立ちにくくなることや接着剤が象牙細管内に一部侵入できるものは、2次う蝕発生や知覚過敏の抑制が期待できます。
研磨(埋めた人工物を磨きこむ)に関しては、充填部の表面研磨は器具を段階的に操作すると1μまでの表面研磨が可能です。
削る器具に関して、通法でのドリルの粗さ(ダイヤモンドバー)は100μのものが使われており、当医院では、ここから、ドリルの粗さが細かいものへ移行し仕上げていきますが、5倍の20μの粗さのバーで削り仕上げます。
なぜドリルの表面粗さが問題になるかというと、セラミックの被せものを作るのに精度差が連続的に発生してしまうためです。
それは、印象材の精度レベル、模型作製のレベル、接着剤のスペース確保のレベル、技工士の作成レベルと、最初の設計精度が甘いと、出来上がる技工物に違いがでてくるのです。
また、100ミクロンの凹凸に人工物を仕上げていくのと、20ミクロンの凹凸に仕上げていくのでは、虫歯細菌の侵入を考えるとドリルで削った表面は、並べると100匹と20匹の細菌侵入の差になってしまいます。
20ミクロンでも虫歯菌からすれば、かなり凹凸なのです。被せ物の接着剤は、現在10μの被膜厚みが最小で、適合性のよい補綴物に薄い被膜接着剤が理想となります。
インプラント(人工歯根)の本体と土台のようなパーツどうしの接合だと、35ニュートンというトルクで締めこむと外れることはありません。
ぴったりだと接着剤を使用になくても済むのです。
ドリル削合による歯と歯ぐきの境目(マージン)も20μの凹凸で削っても、実際には、これでも、かなり細菌の侵入は容易かもしれません。
このようなレベルが、現在人の指先で出来得る歯科治療の限界点であるといえるでしょう。
ダイヤモンドバー | レギュラー | 100ミクロン |
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ファイン | 60ミクロン | |
コンボファイン | 40ミクロン | |
スーパーファイン | 25ミクロン | |
ウルトラファイン | 15ミクロン | |
シリコンポイント | ホワイトポイント | 20ミクロン |
シリコン茶色 | 35ミクロン | |
シリコン青色 | 6ミクロン | |
青ポリッシャー | 20ミクロン | |
仕上げポリッシャー | 5ミクロン | |
研磨用ストリップス | 75~9ミクロン | |
研磨用ディスク | 45~8ミクロン | |
タービン軸ぶれ | 4ミクロン | |
接着剤の厚み3M | 10ミクロン | |
MIレジン粒子の厚み | 700ナノ 1000ナノ=1ミクロン | |
SAルーティング | 19ミクロン | |
象牙細管 | 3ミクロン |
削合部の器具の届きやすい部位の表面研磨は器具を段階的に操作すると、1μまでの研磨が可能です。
しかし、器具が届きにくい場所になると人為的操作では10μ~20μレベルまで落ちてしまいます。
コンポジットレジン修復では、ストリプスという薄いテープ状のものを使用しドロドロのレジンを流しこむことで10μ以下の表面粗さを確保できます。
しかし、人工物と歯の間には継ぎ目が必ず存在します。
スムーズな継ぎ目と接着技術がどこまで行えるかを突き詰めることが、大学の専門医の先生方が日々研究しているテーマの一つであり、臨床医としてどこまで提供できるか、生体が受け入れてくれる範疇に収めきれるかが、勝負どころとなります。
現実には、虫歯細菌は1μなので10μというのは大きな段差となります
しかし、実際の治療では顕微鏡で見える10μという水準が限界基準となってしまうのです。
人間の肉眼では見えない、本人でも感じ取れない次元の世界ですが、細菌にとって見ると、大きな隙間や段差であり、感染のリスクはつきまとうのです。
細菌の大きさが1μだとすると、接着剤が1μ以下であれば、かなりの細菌の侵入を防ぐことができるでしょう。
当クリニックでは、必要に応じてレジン充填にハイブリッドコートⅡという最新の接着剤を選びます。
それは、通常の厚みが10μ程あるのに対し、3μと薄く、細菌の侵入する確立が下がるためです。
3μのうち1μは象牙質にしみ込む厚みなので、接着剤としての厚みは2μとあとひといきでしょうか。
象牙質には穴があいておりそこに外来刺激が加わって痛みを発生しますが、その穴は2μ前後で細菌は入れてしまいます。
そこをコーティングすることで、外来刺激や、細菌侵入を防ぐことが可能な水準に近づいているといえます。
天然疑似や人工審美は、デジタルカメラやパソコンによる色解析が可能な時代になり、ジルコニアやレジン系の粒子の進歩により、削る量を最小に抑え、被せなくても済んだり、金属を使わずにより自然に見え、身体に優しい素材の選択が可能になりました。 あとは熟練度でしょうか?現在、私は40代前半で、20年近く歯科治療を続けています。
眼がはっきり見え、集中力や精神力が必要なより細かな治療に打ち込んで技術を提供できる年数は限られています。
修復物に関して、治療を突き詰めることにより、10年単位での長期間の安定した満足を得られることを目標にしております。
見た目のみを良く、治療期間が短いとトラブルは仕方ないという審美治療ではなく、精密さを追求することから生まれる審美治療が当クリニックの方向性であり、それに伴う時間と追及した技術に対して料金を頂くというコンセプトで運営しています。
ただ、セラミックの咬む面は、毎日車のタイヤのように使用され、歯のように削れるため、寿命はあります。
補綴物の印象にあたり、歯肉は繊細な組織であり、ちょっとした刺激で、炎症が起きたり、退縮したりしてしまいます。
歯を削った継ぎ目にぴったりにするには、歯肉の炎症の原因をコントロールし、浸出液の量を最少にする必要があり、それができてようやく継ぎ目が露出します。
圧排コード(継ぎ目をより露出させるための特殊な糸)により、浸出液が少ない状態で、継ぎ目を露出させることがぴったりの補綴物作成には重要となります。
浸出液は、歯と歯茎の隙間からにじみでてくる液体のことですが、炎症があると量が増し、場合によっては、血液も混じるリンパ液のようなものです。
浸出液をコントロールすることで、精密な型取りが可能になります。
自由診療の型取りは通常シリコン系印象剤でおこないますが、水分と親水性はなく、健康保険で使用する寒天印象剤の約9倍の精度が台無しになってします。
使用しているウルトラパック編込み圧排コードは、弾力性に富んだ細い糸をループ状に束ねて形成されているため、歯肉溝への挿入が容易で、歯肉縁下のマージンライン(歯を削った際の位置)の印象採得時の圧排を可能にします。
ウルトラデント社のビスコタットにより硫酸鉄20%の浸出液抑制ジェルを使用し、インフューザーチップにより、チップの圧力で、創面の毛細血管にコルク栓のように凝塊で蓋をします。
また、患部を歯肉溝浸出液による感染から保護します。
通常健康保険で扱う印象材は、アルジネートと呼ばれるもので、例えばGC社のアロマファインプラスのひずみは2.6%(JIST6505により測定)。
当医院が使用している3M社のインプリント3のひずみは0.3%(同じくJIST6505)と約9分の1のひずみとなります。
ひずみの値とクラウンの精度との相関関係は、ひずみの値の分だけクラウンの精度が悪くなります。
たとえば、アルジネートの場合、
10㎜のクラウンでは10㎜×2.6%=0.26㎜=260ミクロンのギャップが生じる可能性があります。
インプリント3の場合、
10㎜のクラウン10㎜×0.3%=0.03㎜=30ミクロン程度のギャップが発生する可能性があります。
レジン系接着剤の厚みは最小10ミクロンであり、虫歯菌(ミュータンス菌)は1ミクロンであることを考えると、印象材のひずみは10ミクロン以下に抑えたいところですが、これ以上精度を上げるとどんどん印象材が硬いものになり現状では、この精度水準が限界となります。
印象材の精度が高いものを使用することでひずみを少なくなりますが、より精度を高める手法として、歯列の型取りの中で補綴物をつくるその歯だけもう一段トレー(硬い型取りの道具)をあらかじめ作っておき、一番必要な部位のまわりが硬くなることで、トレー内部のスペースのみのひずみに影響されるためより精度の高い技工物の作成が可能となります。
自費治療 | 従来の保険治療 | |
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バー(ドリル) | MIコンセプトバー | 通常のバー |
ラバーダム | ○必要に応じて | × |
切削時オイル漏れ | なし | 出る |
視力 | ルーペ×3、マイクロスコープ×20 | 肉眼 |
エッチング 酸処理 | マイクロチップ 限局的 | スポンジ ラフに全体 |
選択的エッチング | ○エナメル質のみ | × |
可視光線照射器 | LED 強力 | ハロゲン 弱い |
マトリクス | 湾曲 | 垂直テープ |
ウエッジ | 使用 | 不使用 |
スプーンエキスカ | 使用 | 不使用 |
スミア層 | 除去 スミアクリーン使用 | そのまま |
う蝕検知液 | 使用 | 不使用 |
治療時間 | 60分(4倍) | 15分(簡略化) |
ラバーウエッジ法 | ○ケースにより | × |
治療費用 | 20,000~30,000円1歯 1回 | 新人ドクターでも同料金 |
内部ステイン応用 | ○自然な色相 | × |
フロアブルレジン | ○フロー、ローフロー組み合わせ | ×ペーストのみ |
HCLO電解水 | ○口内除菌操作後治療 | ×プラーク残ったまま |
表面麻酔 | ○塗り薬の事前麻酔 | × |
麻酔液 | 体温レベルで保存 | 室温 |
バイタリング | 使用 コンタクト部 | 不使用 |
削合 | 20ミクロンレベル | 100ミクロンレベル |
研磨 | 1ミクロンレベル(虫歯菌も1ミクロン) | 20ミクロンレベル |
レジン重合開始剤 | 使用 | 不使用 |
レイヤリング | あり | なし |
大きな欠損 | シリコンガイド法 | なし |
形態修正 | カーバイドバー使用 | なし |
充填器 | 数種類 | 1種類 |
フィラー粒子 | セルフシャイン ナノフィラー | くすむ ミクロンフィラー |
フィラー大きさ | 均一 | 不均一 |
色調変色 | しにくい | しやすい |
境目の着色 | しにくい | しやすい |
審美性 | ◎ | △ |
形状 | 良好 | いまいち |
再虫歯なりにくさ | ○ | △ |
術前フロス | ○フロス、スーパーフロス使用 | × |
コンポジットレジン修復による材料・技術がどんなに進化しても、虫歯治療を行っていない状態の未治療天然歯と比べれば、現代の歯科で出来る治療には限界があります。
どんなに突き詰めて頑張っても、天然の元の状態に戻すことはできませんし、ミクロンレベルでの修復しか望むことはできないのです。
当医院では、自費治療によりベストを尽くしますが、もとに戻せる訳ではないのでご理解ください。
自費根管治療 | 健康保険 | |
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時間 | 60分×数回 | 15分×数回 |
HCLO除菌水 | 使用 | 不使用 |
ラバーダム | 使用 | 不使用 |
防湿 | ○ | × |
唾液感染 | なし | あり |
洗浄方法 | クロルシッドJ+RCプレップ | H2O2、次亜塩素酸ナトリウム |
視力 | ルーペ×3倍、マイクロスコープ10倍 | 肉眼 |
仮封鎖 | 仮歯+水硬性セメント | |
スメア層溶解 | 除去可能 | 困難 |
術前口内浮遊菌除菌 | ○ | × |
超音波洗浄 | ○ | × |
貼薬 | 水酸化カルシウム(組織刺激弱) | ホルマリン(組織刺激強) |
根管内乾燥 脱水分 | ○ペーパーポイント | △綿せん |
治療レベル | 生体につながるため最良を意識 | 皆保険による最低限レベル |
う蝕検知液 | 使用 虫歯を根尖に押し込まない | 不使用 |
排膿所見観察 | 可能マイクロスコープによる | 不可能 |
スメア層有機質溶解 | ◎ウルトラデントEDTA18% | △短時間次亜塩素酸Na |
キレート潤滑剤 | ナビチップにより深部根尖近くまで可 | 根管口周辺 |
次亜塩素酸Naに浸す | ラバーダムにより可能 | 組織がただれるため不可 |
水酸化Naの除去 | ウルトラデントクエン酸20%処理 | そのまま |
スプレッダー | ニッケルチタン | ステンレス |
根充剤誤差調整 | ガッタパーチャエンドゲージ使用 | ポイントの大きさ調整なし |
根充方法 | 側方加圧根充No30以上 | 側方加圧根充 |
う蝕象牙質 | 徹底的除去(検知液、エキスカベータ) | 肉眼確認 |
治療費用 | 治療回数と難易度による4~6万円 | ドクターなりたてでも同料金 |
治療目的 | 感染防止に最善を尽くす | 適当な機能回復 |
どんなに精密に操作を行っても、歯は生きている状態に戻る訳ではありません。
日常生活に支障がない状態にすることが目的であり、感触は、生きている歯とは違います。
当クリニックでは、根管治療において、ベストな治療を求めている患者さんには、日本で数少ない根管治療専門医で、東京医科歯科大学臨床教授の澤田先生のクリニックをご紹介させていただいています。