審美的な前歯のお悩みを総合的な技術で解決する東京歯医者 丸の内デンタルオフィス(完全予約制)
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指導医によるジルコニア・チタンインプラント治療 歯を抜かないマウスピース矯正インビザライン治療
くいしばり咬筋ボトックス治療 ヒアルロン酸・ブラックトライアングル縮小治療 
骨を誘導するたんぱくりグロス・エムドゲイン人工骨を使用した歯周病治療 
削らないカリソルブ・無菌化するドックベストを使用した虫歯治療etc  

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咬合治療とかみ合わせ治療について

通常のかみ合わせ治療

通常のかみ合わせ治療では、マウスピースで中心位や中心咬合位を基準とした咬合をマウスピース上で再現し、それにより、顎関節のクリックや咬合痛などを軽減したり、補綴治療を行うことで、咬合平面を作り直したりします。

しかし、この概念に当てはまる方ばかりではないことを、臨床を行っていると気がつきます。

それは、ほとんどの方の歯が80年という寿命が延びたために、8020運動といわれるように、数本の歯を失うということがまずあります。歯を失う要素は、虫歯・歯周病・歯ぎしり・食いしばりによる歯の破折ですが、感染症である虫歯や歯周病は熱心に取り組まれていますが、歯ぎしり・食いしばりへの対策は病気じゃないという概念からか、取り組まれていません。しかし、歯ぎしり・食いしばりは1㎝あたり160キロくらいの力がかかると言われており、歯が年々すり減っていくという意識がないのです。「若い時には歯並びが良かったのに」とか、「出っ歯になってきた」とか「歯が短くなった」「歯間のブラックトライアングルが出てきた」など加齢による変化と言ってしまえばそれまでですが、寿命が延びてしまった以上、それに対応する必要があり、対応することに関して、老後の60代、70代から対応するより、若い時から、「歯はすり減っていくんだ」食いしばりや歯ぎしりがある場合、80歳までもたない歯が結構出てくることを意識するべきです。

第一大臼歯1本でもかみ合わせが低いとバランスが崩れます

咬合により、歯がすり減ることと歯の被せ物と詰め物の問題

臼歯のどこが何か所咬合しているのでしょうか?

臼歯部にレジンではすり減りすぎて低くなる?

詰め物の咬合治療はセラミックでは困難?

やりにくいというのが実情ですが、元々の欠損している形状が咬合に関係していないこともあり、詰め物の形によるとも言えます。また、詰め物は虫歯が原因で詰め物をつくっているので、虫歯が深いと詰め物も大きくなったり、象牙質に裏打ちされているエナメル質が薄かったり、中の部分のレジンがどうしても多くなってしまったりと、制約が違うところで発生しており、咬合は二の次になりやすく、咬合まで含めてベストを求める場合、治療費を割り増さないと対応できかねないことも多く発生します。また、カリソルブなどにより虫歯を取り切ることが浅い場合は容易ですが、詰め物を必要とする場合はかなり、欠損も大きいので虫歯が深い場合は、歯髄刺激が強くなりすぎないようにコントロールする優先順位に変化しがちです。しかし、emaxによるセラミック詰め物治療では、emaxにエナメル質と比べてかなりの強度があり、しっかりセラミックの部分で咬合させることができます。接着操作の難易度の高いemaxですが、現状ではベストの素材であり、emaxでの詰め物による咬合治療は、ベストは難しいがある程度可能といった感じでしょうか。

大臼歯咬合のABC接触を実現できているのでしょうか?

一言で言って難しいでしょう。特に詰め物としてのセラミックは強度の都合上、接着前の試適時に咬合チェックが難しく、ゴールド系金属のみ意識的に調整可能です。被せ物としては、ジルコニアの試適は可能ですから、細かな調整は行いやすいのですが、ジルコニアは削りだしであり、設定上での咬合関係を調整する必要があり、ゴールドのようなメタルを溶かして流し込むという工程ではありません。ワックスで形をつくり、ここを強くあてるとか、予め多めに盛っておくとかのアナログ工程がやりやすくはありますが、技工士さんもどんどん慣れてきているため、細かな咬合調整が出来るようになってきてはいますが、実際の試適時にセラミックは見にくく、拡大鏡を使用しても、まだまだ、ゴールドより精度が落ちやすいのが実情ですが、ほとんどのオーダーはセラミックなので、常に咬合調整はストレスとジレンマに襲われます。

補綴でしか咬合平面はつくれないのでしょうか?

30年前私が習ってきた治療は、補綴することで、咬合のリコントラクション(reconstruction)をはかるでした。歯周病は、アピカリーポジションフラップにより、歯周ポケットを人工的に浅くすることで、細菌からの影響を最小限にすることで、歯は長持ちする。咬合平面を重視し、最善の補綴を行うことで、咬み合わせは改善し、長期予後が見込めるため、高額の歯科治療費がかかっても、治療する価値があるという、歯周補綴が前提です。ブラックトライアングルなど眼中になく、長い歯冠も綺麗に並んでいたら素晴らしいという世界観は、今も残っています。昔ですので、メタルボンドで、貴金属ベースなのかどうかが重視され、貴金属だから、値段が高いのです。また、手間が非常にかかっているから、高額なのですという論理でした。メタルボンドは金属に色消し剤を塗り、粘土のようなセラミックを伝統工芸のように作り上げるオーダーメイドです。しかし、強度が不足していました。歯ぎしり・食いしばりの強い人だと、強度がもたなかったのです。そのため、夜間は高額の歯を守るためのマウスピースを付けさせられた人も大勢いたでしょう。今も、大勢の人がナイトガードを必要としています。

補綴でしかつくれないのか?インビザラインのような矯正では、向き不向きはありますが、歯の移動によりある程度の咬合平面を改善することができます。

カリエスのない人が増えているが顎が退化し歯並びが悪い?

が虫歯の予防は進んでおり、虫歯の無い人は増えていますが、食生活の変化なのか、顎の成長が弱い人が増えているように感じます。まず、親知らず(一番奥の歯)が顎に収まらないのが当たり前となってきており、悪影響が多いため、当然抜歯するケースが増えていることです。また、歯の矯正をする人は増加しており、歯並びが綺麗であることを重視するようになってきました。ホワイトニングもしかりでしょう。顎が退化するのに合わせて歯の大きさも退化してくれれば良いのですが、歯の大きさ(歯冠)はあまり変化しているようには見えず、歯根は顎の成長力が弱まった分やや、退化しているようです。そこで、何が起きるのか?歯が顎に並びきれない(歯並びが悪い)という状況が増えているということに繋がります。

インビザラインという咬合治療法

インビザラインはマウスピース矯正と表現されますが、実際にはVR(vertual reality 仮想現実)治療です。歯列を3Dに起こし、歯列の歯を一つ一つに分断し仮想現実の歯並びを綺麗に整え、その仮想歯列にあったマウスピース200μ単位で連続的に3Dプリンターで製造するという技術なのです。その3Dに起こしたデータでは、どこの部位にどう咬み合わさるかという仮想咬合も含まれているのです。歯の位置をこことここが咬み合わさるように動かすということもインビザラインで行われている内容の一つなのです。前歯の歯並びを綺麗にすることだけがインビザラインでできる内容ではありません。精度に関しても、デジタル進化なので、より精度が上がることも期待できます。また、臨床データの蓄積もデジタルならではなので、仮想歯列の精度に関しても、今以上に進化することが期待されます。

マウスピース治療は対症療法でしかないの?

咬合治療では、よくマウスピースにて咬合状態を把握し、症状の改善を図ります。マウスピースで改善することもあり、長い年月の中では、顎の調子は付き合っていかないといけないパーツであることはたしかです。膝の関節の調子が良かったり、悪かったりと日によっても変わりますし、長い年月の中で、歯が削れたり、歯を失ったりすることで、咬み合わせ自体が変化することも多いのです。しかし、マウスピース自体は付けたり・外したりするものですから、改善したら外すような、腰痛のコルセットのようなものです。

8倍の拡大鏡が可能にした咬合治療

肉眼での治療は、歯並びという森をみるようなものに対し、8倍で見ると、森の中の木を見ているようなイメージです。肉眼では見えないところが見えるので、肉眼ではカンでやるしかなかった治療の要素が見て行うという確実性を生むことで、治療の精度の向上が図れます。咬合では、どこに上下の歯が当たっているのか、何か所あてるのか、どの程度の強さであてるのかなどがわかりますが、患者さんの感覚は数十ミクロンでも違いがわかることが基本なので、患者さんの望む咬合状態をつくりやすいというのが実際のところでしょうか。

 

歯の尖った部分は削っていいの?

歯の尖った部分が残ってしまうことは、よく見られる症状ですが、歯の寿命より、身体の寿命が長いとの前提で、歯を削るとより寿命が短くなるのではないか?という不安におちいるのは当然のことです。都市部と郊外では、都市生活はより歯ぎしりや食いしばりが強い傾向がありますが、虫歯や歯周病は少ない傾向にあります。虫歯や歯周病のリスクが低い都市生活者のリスクが歯のすれ、削れです。咬み合わせの高さは歯の削れる量が多ければ、身体の寿命がくる前の60代から70代に違いがでてくることが考えられます。歯が削れていくことを防ぐには、夜寝る時にナイトガードというマウスピースをつけて寝る人が増えています。削れる量は年間数十ミクロンだとしても、少しでも、削れる量を減らした方が有利であることに違いはありませんが、アンチエイジングとまではいかなくても、自然体で努力なしでは、歯は保てないということでしょうか?

削れていった高さを上げることは至難の業です。費用もこちらの労力も、できないこともあり、出来ることが限られることも多いのが実情です。それをふまえた場合、尖った部分を削ることは、私はアリだと考えています。咬合性外傷を引き起す場合や、見た目の問題、咬み合わせに影響がほぼ出ない場合、舌や頬粘膜にあたり傷がつく場合など、考慮にいれる項目は多いですが、つくりものの歯の場合は、必要な場合、さほど気にせず削合、自分の歯は元に戻らないので慎重に削合することが多いです。

ゆっくり咬むと早く咬むは違うシステムからできている

早い動きは反射的で無意識に近い油断しているような不随意的動きで、動きは早いですが、不正確な動きになりやすく、遅い動きは、意識的で石を咬んでも嚙み砕かずに済む随意的動きとなりますが、早い動きと遅い動きでは、タッピングするポイントに微妙にズレが生じます。歯医者での詰め物や被せ物の調整の際、患者さんは随意的な動きをされるの中での調整が中心となり

かみ合わせの多様性

あかみ合わせでいうとエラがはっている人とそうでない人がいます。業界用語では、ゴニアルアングル角(下顎角)という下顎骨形状の違いにより発揮される咬合力は違いがあり、90度に近づくほど咬合力は強くなります。要はエラが張っている人は咬む力が強いことが多いといえるということになります。

咬む時、下顎だけではなく上顎も動くの?

歯医者の間でも、上顎が動いていると認識している先生ばかりではありません。咬む筋肉は、下顎に付いており、咀嚼運動=下顎開閉運動というイメージがあることと、歯科用咬合器という補綴物をつくるものが、片顎固定構造になっているため、そのようなイメージが定着しています。

実際には、上顎が動かないようにみえるのは、動かないようにみえる筋活動によるもので、洗濯ばさみやカスタネットのような蝶番運動が実際には行われ、それを咀嚼中の視線のブレが発生しないように無意識下での調整が行われていると考えられています。

実際には、口を閉じた状態から、口を開けると少し視線は上向きます。この動作は、補正されやすいですが、目を閉じた状態では補正されにくく、上顎が動きやすくなります。歯医者さんの治療用椅子で椅子を倒すと下顎を開けてくれる人が多い中、上顎側に多く動かす人もみられますが、目を閉じての補正が少ないと上向きに動く現象のひとつだと言えます。

咬合治療とひとくち言っても、その前提設定は難しく、個人差も大きいという問題もあります。

上顎を固定する動きをする筋肉には①胸鎖乳突筋 ②僧帽筋 ③頭板状筋などがありますが、最も大きな役割を果たすのが胸鎖乳突筋です。特に頭を前屈方向に動かす際に働くため、前かがみの姿勢が多い人は、この筋肉に負荷がかかりやすくなってしまいます。

 

顎の開閉には2つの仕組みが働いています

2つのシステム。それは、洗濯ハサミやカスタネットのような蝶番による回転運動と下顎が下前方に出る滑走運動で、その2つの複雑な組み合わせにより大きな口が開けられるようにできています。

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